【南海トラフ地震の時に秦地区で起こる事】市民講座の防災講演会に行ってきました。今私たちにできること。
災害は、「いつか」起きるもの。
皆さんは、ご家庭で防災対策に取り組めていますか?
今回私は、令和5年9月30日に行われた、令和5年度秦ふれあいセンター市民講座の「防災講演会」に行ってきました。
その講演会の内容と感想、その後自宅でした対策について書いていきます。
今までただ漠然と「怖いな」としか思っていなかったことが、この講演会に出たことで「今できることをしなくては」と自分のこととして捉えることができました。
ぜひ、最後までご覧ください。
✔ 地震の「揺れ」は自然現象、その揺れを‘災害’にするのは人である
✔ 人は「家」と「家電」によって亡くなってしまう
✔ 我が家の地震対策
講演会概要
開催日 | 2023年9月30日(土) |
会場 | 秦ふれあいセンター2階会議室 |
TEL(秦ふれあいセンター運営員会) | 088-872-6911 |
定員 | 30名程度 |
受講料 | 無料 |
受付 | 当日受付 |
備考 | ・お車での来場はご遠慮ください |
岡村 眞教授について
所属は高知大学名誉教授、高知大学防災推進センター客員教授。
佐賀県に生まれ、東北大学大学院理学研究科修士課程修了(理学修士)し、熊本大学教育学部理科助手となり、1984年理学博士(東北大学)。
1982年からは高知大学理学部助手、以降同講師、助教授を経て1994年理学部教授、高知大学防災推進センター長(兼任)。
2012年高知大学特任教授、2017年より高知大学名誉教授、高知大学防災推進センター客員教授となる。
賞歴は第101回 日本地質学会表彰や第38回 高知新聞大賞が挙げられる。
高知県の防災対策と言えば、岡本教授ですね。
新聞や各地の後援会で、一度は目にしたことがあると思います。
講演会の内容と感想
講演会で学んだことを書いていきます。
もういつ南海トラフ地震が起きてもおかしくない時期にきています。
旧耐震基準(昭和56年以前)で建てられている家は、柱が地面に固定されていないため、倒壊の危険性が高いです。
家が倒壊する場合、2階が1階を押しつぶすため、1階は死亡率が高く、2階にいる人は助かっている事例が多いです。平屋は安全だと言われていました。
地震の「揺れ」は自然現象、その揺れを‘災害’にするのは人なのです。
人は地震で亡くなるのではなく、「家」と「家電」によって亡くなってしまいます。
この、フレーズはずっと私の心に残りました。
今私たちの暮らしを支えてくれている、「家」や「家電」は災害時「凶器」になるのです。
そのことを初めて理解しました。
震度7の地震では、家具・家電は飛んでくるそうです。
寝室にタンスなどの重い家具や家電を置かないことが大事です。
また、カーテンは厚めのものにすると、窓ガラスが割れた時に飛散しにくくなります。
ガラスの上を歩くとケガをするので、靴やスリッパを置いておくと、安全に避難できます。
最初の揺れの時に「ケガ」をしない事がすごく大事で、それによって避難できるかどうかが決まります。
秦地区は、津波が来るまでに約30~40分かかるため、それまでの間に安全な高台(避難所)に避難することが大事になってきます。
がれきの下の人を救出しようとすると、1人助けるのに約7時間かかります。もし、その間に津波が来たら亡くなってしまいます。
津波は「波」ではなく海面上昇なので、約8時間は引きません。
また、津波と火災はセットで起きます。
ただし、ガスは災害時に自動で止まるので、元栓を閉めなくても大丈夫です。
地震現象は科学的根拠で話すのではなく、過去からのデータから予想するしかないそうです。
もしかしたら、次の地震は予想より大きくなるかもしれないし、それは誰にもわからないそうです。
その地震は、もしかしたら「明日」起きるかもしれません。
今できることをしなくては、岡村教授の講演を聞きながら私は強く思いました。
我が家での対策
早速、帰ってきた私たちは地震対策をすることにしました。
冷蔵庫と電子レンジの固定
まず、キッチンの冷蔵庫と電子レンジをつっぱり棒で固定しました。
なんだか宮殿みたいになってしまいましたが(笑)、電子レンジは転倒防止のジェルシートを貼るのみでは、少し不安だったので追加でつっぱり棒で固定しました。
本棚の固定
次は、リビングに置いてる本棚の固定です。
本棚は壁を傷つけすに取り外すことができるものにしました。
賃貸なのでとても助かります。
テレビ台の固定
続きまして、リビングのテレビ台の固定です。
テレビ台はキャスター付きだったので、キャスターストップを購入しました。
しっかり固定できています。
テレビ本体は、転倒防止ジェルで固定しています。
ヘルメットとスリッパ
寝室にスリッパを置きました。少し厚底の物にしました。
睡眠する時間は一日の約1/3と長い時間になります。
また、リビングにヘルメットを置きました。避難時に被ると安全に避難できます。
その他の家具・家電の固定
テレビやプリンター、小さな台などは、転倒防止ジェルで固定しました。
まとめ
今回は、防災講演会で学んだことと、実際に我が家でした対策について書かせていただきました。
私は講演会に行くことで危機感をすごく感じ、「今すぐ対策しなければ」と焦りました。
少しでも皆さんに伝わればいいなと思います。
皆さんもぜひ、ご自宅の地震対策してみてください。
災害は、「いつか」起きるもの。
それはもしかしたら「明日」かもしれません。
今私たちの暮らしを支えてくれている、「家」や「家電」は災害時「凶器」になります。
今できることを、一緒にしていきませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回お会いしましょう。